スキンストレッチの効果その2 筋肉痛、実は筋肉は壊れていなかった。筋肉痛の予防改善編

スキンストレッチには様々な効果があります。
柔軟性の向上、関節可動域の改善
・筋肉痛の予防・改善
・姿勢・バランスの向上
・動作の改善・コントロール
・筋出力の増大・筋活動の促通
・組織修復力の増加
・痛みの緩和

今回「筋肉痛の予防・改善」



ところで皆さん、
「筋肉痛、実は、筋肉は壊れていない!」
って知っていましたか?



詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが
(筋肉痛と筋の損傷は無関係?:筋肉痛研究の新しい展開 石井直方先生)
ここには、超高重量でネガティブを強調し、筋を壊す事を目的とする様なウエイトトレーニングを除けば、

「効果的に筋肥大を引き起こすような、通常の負荷強度では、明確な筋損傷や、著しい炎症反応の亢進は見られません。」

と書かれています。
つまり一般のスポーツで起こる筋肉痛ならほとんど筋肉は壊れていないという事になります。

ここからの詳しい話は少し難しいので省きますが


壊れていないのであれば

  • 圧受容器の感度を調整したり
  • 膜の透過性を調整

する事で、筋肉痛がその場で大幅に軽減される可能性が有ります。
スキンストレッチ前後の同じ痛みスケール

上の写真はスキンストレッチ前後の写真ですが、実はハムストリング部に電極をつけて、その先にペインビジョンという筋肉痛の痛みをスケール化できる特殊な装置を付けています。
筋肉痛の時、ストレッチをすると痛みや突っ張り感が出ますよね。

実はこの2枚の写真は、この装置で計ると同じ痛みが出ているのです。

これは、スキンストレッチをかけたことにより、大幅に筋肉痛が減っている事を意味しています。




事実
サッカーや陸上競技などを行った翌日、激しい筋肉痛に襲われている選手にスキンストレッチをすると
明らかに痛みが軽減します(VAS8→3や全く感じなくなった症例なども多数)
しかもこの実験に協力してくれたのは、日本チャンピオンも含む大学体育会陸上部を始めとするトップアスリート達です。


またこのメカニズムは仮説の段階ですが、スキンストレッチには、スポーツにおける筋肉痛の解消に大きな効果がある様です。